オーロラの彼方へ(感想・ネタバレあり)
オーロラの彼方へ(2000年)(25本目)
面白かったです。
主人公はある日、無線機で30年前に死んだはずの父親と通信が成功
オーロラのおかげで時空の歪みが発生してるぽいとのことで、いつ切れるかわからない通信の中で、主人公は父親を救おうと、、、
みたいなあらすじで、私も「ふんふん、父親を救おうとするけどうまくいかなくて、ぎりぎりで救える系かな」と思ってみたんですけど、全然違いました!
父親を救うところは起承転結の起でした。
観ながら、「え、お父さん助かったけど、まだ映画全然あるけど!?」ってなって、映画の展開が俄然気になりました。
そして、想像がつかない中、「お母さんが代わりに死んじゃう」という展開がきます。
このお母さんが事件に巻き込まれる形が自然で、看護師さん、お父さんが生き残り、お母さんの仕事場に愛を伝えに来たばかりに、タイミングよく連続殺人犯の命を救ってしまう、、という。バタフライエフェクトがいい感じです。
で、この伏線が前半に、お母さんの胸元のアクセサリーのアップとか、さりげなく映る写真とか、主人公でもお父さんでもないトラックの運転手から始まる冒頭の車内ラジオで連続殺人犯のニュースを流しておく、とか、、、
エンタメ映画は後半の伏線を前半に何重も降り重ねてると、観客のあは体験に繋がるなと感じました。
秀逸だったのは、後半の現代と過去が入り乱れるシーン。そして敵はどちらも同じ連続殺人犯。そして現代の自分を助けたのはラジオから流れてきた過去の家族の声。
シーンの時間的には長くなく、畳み掛ける緊迫感がよかったです。
唯一、展開予想で当たったのは、お父さんの寿命が伸びまくって、今も生きてる。というところです。最後の最後のシーンは、孫まで生まれていて、恋人ともうまくいって、ていうのが少し急に感じるこれでもかハッピーエンドなので、個人的には、両親がいて、友人の車がベンツになって、ナンバープレートがヤフーだけでも十分でした。が、アメリカ映画ぽくていいんじゃないでしょうか。
あと良かったのは、友人たち。父の友人兼主人公の上司が野球で信じるシーンとかはあるあるですが、いいですよね。あと、ベンツの友達もヤフーを忘れずにいたこととか、ヤフーを教えてあげる主人公との仲の良さとか、儲かっても一緒に野球してくれる友達の良さとか、家族愛、友情が温かく描かれていました。
とことんハッピーなので、元々あった記憶もなくならないし、変わった過去の記憶もあるしという設定です。タイムパラドックスものって結構この辺ややこしくなりますよね。過去は変わっても世界線は変わらないとか。この映画は一応の説明が優しくされているので、そこまでモヤモヤせずに見れると思います。
変えるならばタイトル、、「オーロラの彼方へ」って、幽霊とか妖精とか、もうちょっとファンタジー色強めな感じを想像してしまいませんか?
マイリストに登録していたものの、ジャケットと相まって今は気分じゃないな〜と遠ざけていました。
英語の原題は「Frequency」。
意味は「周波数」らしいです。
私も個人的にはこのタイトルの方が好きなのですね。
家族でハッピーなタイムパラドックスが観たい時にはどうぞ!
ピアフ(大竹しのぶさん主演) 感想
先日、シアタークリエにて、観劇してまいりました。
舞台素人の感想です。
フランスで愛される歌手、エディットピアフの人生を大竹しのぶさんが熱演されています。
若い世代だと名前まで知らない人と思うのですが、多くの歌手によって世界中でその国の言葉で歌われている名曲が多く、日本語でもカバーされています。
「愛の讃歌」聴いたら、「あ!知ってる!」ってなると思います。
演劇って、文学てきだったり、現代的な表現や演出で、初心者にとっつきにくい劇もありますが、この劇はエンターテイメントとして楽しむことができました。
普通の舞台だとカーテンコール2回くらいだと思うのですが、私が観劇した時には多分5.6回のカーテンコールで、最後はスタンディングで拍手喝采。
大竹しのぶさん以外の役者さんも、歌、演技良しの熱演です。
私は序盤で昔馴染みがピアフの支援者を殺害してしまうシーンに出ていた、弱気な男性の役者さんの演技がすごかったです。
大竹しのぶさんがピアフの20代から亡くなる47歳まで演じているので、最初の頃に少し違和感があったり、歌声がもう大竹しのぶさんなのですが、そこが舞台のいいところだったりするんだろうなと思います。
一番刺さった歌は、エンドを飾ったタイトルは「水にながして」という歌です。
「もういいの もう後悔しない
新しい人生が今日から始まるのさ」
っていうサビの歌詞にとてもグッとき、帰宅するまで口ずさみました。
楽曲購入したいです。
ピアフの映画もあるようで、映画の字幕歌詞も少し観たのですが、断然大竹しのぶさんバージョンの水にながしての歌詞が好きです。
ピアフの人生は愛でこの曲も愛の曲なんですが
舞台バージョンの歌詞だと、私には人生の曲に聴こえました。
そして、その曲がラストシーンで流れる演出がとてもよかったです
英語勉強2022年2月 ついにTOEIC受験!
4月11日から英語を勉強し始めて、一年弱、、、
ついに、TOEICを受験してまいりました!!!
TOEIC対策はほぼしておらず、自分なりの英語勉強法でどこまで伸びたのかを確認したく、受験してまいりました。
TOEICは人生2度目。
一度目は、学生の時に受けた特攻TOEIC
点数はlistening205点、reading100点の305点
まだ点数は出ていないのですが、点数が、、楽しみ、、です
問題に慣れていない故に
・解き終わらなずに、塗り絵になった問題が2列(20問でしょうか)
・リスニングの時に、一個の音声聞いて、一個塗って待ってたら、そのあと2問質問が続いて、「あ、これ一個につき三個答えるのか!」となったり
そんなこともあり、手応えはあまりありませんが、とりあえず受けられてよかったです。
終わった後に血迷って、また続かない勉強法(本を1p目からノルマとして解く)に手を出しそうになりましたが、初心を忘れずに楽しく、わからない気持ち、知りたい気持ちを大切にして、学習を続けていきたいと思います!
とりあえず、今月頑張りたい英語メニュー
・タスクは英語で書く
・「英語日記BOY」で紹介されていた方法を試してみる
・ラダーシリーズ1冊読む
・本屋さんで文法書見て、気に入ったのを一つ買う!
・フレンズは字幕を見ないで聞く→字幕見る→字幕見ながら聞く→シャドーイングをしてみる
・好きな海外YouTuberみつける
です!
私の英語の目標はTOEICで高得点ではなく、海外に行ってコミュニケーションに困らないようになりたい!なので、TOEICに拘らず、やっていきたいと思います。
でも、点数となって自分の力がみれるのはとてもいいですよね。
TOEIC論争が巷であったそうですが、つかいようですよね。
TOEIC受けられた方いますでしょうか?
お疲れ様でした!
坂本裕二さんという脚本家について
恥ずかしながら、邦画において脚本家の名前を意識したことがなかった。
なので、坂本裕二という人を知らなかった。
先日、「花束みたいな恋をした」を見返した。
一度目は映画館で観て、二度目はUーNEXTで。
邦画を見返した映画は、記憶だとシンゴジラ、ミッドナイトスワンなのだが、
(好きな邦画はほかにもあるし、アニメーションだと何度も見たものはほかにもあります)
シンゴジラは映像が面白いし、ミッドナイトスワンは題材が私的にクリティカルヒットだ(話もどちらももちろん好きだが)
でも、花束みたいな恋をしたって、派手な画面でもないし、題材も至って普通のカップルで。
こんなに平凡であるあるなカップルの話を、ここまでの尺を見せることのできる脚本はどなたが書かれたのだろうと気になったのです。
そこで、坂本裕二さんを知った。
さらに坂本裕二さんが手がけてこられた作品を知った。
そして、ドラマや映画を観ていて、いいなと思ったセリフや、好きなセリフをメモすることがあるのだが、
メモした作品の中に、坂本裕二さんの言葉があるのを知った。
例えば、
カルテット
「人生、ちょろかった!」
問題のあるレストラン
「その服男受け悪いよ」とか言われても、「ああ、すいません気をつけまーす」って返せる教習所も卒業したんで。「痩せろ」とか「ヤらせろ」とか言われても、笑ってごまかせる教習所も出ました。免許証、お財布にパンッパン入ってます。痴漢されたら、スカートはいてる方が悪いんです。好きじゃない男の人に食事に誘われて断るのは、偉そうな勘違い女なので駄目です。セクハラされたら先方は温もりがほしかっただけなので許しましょう。悪気はないので、こっちはスルーして受け入れるのが正解です。
どうしてしずかちゃんはいつも駄目な男と偉そうな金持ちの男と暴力ふるう男とばかり仲良くしてるか分りますか?どうしていつもお風呂場覗かれてもすぐに機嫌直すか分りますか?どうして女友達がいないか分りますか?彼女も免許証いっぱい持ってるんだと思います。」
大豆田とわこと三人の元夫
「もう遅いよ。どこが好きだったか教えるときは、もうその恋を片付けるって決めたときだよ。せっかく自分だけが見つけた秘密だったんだから」
つまり、私は坂本裕二さんの脚本が好きだということに気づいた。
花束にも大豆田にも出てきたじゃんけんルールとか、そういう身近なものの捉え方とか、うまいなーとじんわりします。
検索すると、脚本風の本が販売されてるではないですか。ありがとうございます。
読んでいきたいと思います。
そしてこれを機に、脚本について関心を寄せ、思い出せるもので、好きだったドラマの脚本を調べてみた。
宮崎官九郎(ごめんね!青春、ゆとりですが何か)
中谷まゆみ(校閲ガール)
松田沙也(明日、ママがいない)
洋画に比べて、邦画を見る回数は少ないのですが、好きな脚本家の新作映画やドラマは見てみようと思いました。
と思ったら、遊川さんのドラマが始まってました。(〜となりのチカラ〜)
花束みたいな恋をした 分析してみた
映画館でも観て、今回U-NEXTでも観た花束みたいな恋(をした。
すごくリアルな映画ってことで、評判が高いこの映画。
何がリアルなのか、どのような構成なのか、勉強させてもらいました。
そして、改めてセリフの素晴らしさを感じました、、
ネタバレありまくり、自分の解釈入りまくり、一言一句正しいものではないので、ご注意ください、、
<構成、起承転結>
①起
起で起こること→
つかみ、タイトル、各キャラ紹介、出会い、仲が深まる、恋に落ちる
(うまくいかない人生から新しい出会いを経て、少しのハードルはあるが、新しい世界へ入るところまで)
前半→人生うまくいかないな〜という、主人公たちが出会い、盛り上がり始める
後半→若干の敵で少し落ちるが、乗り越え、上がっていく
②承
起で起こること→
デート、告白、キス、うまくいかないこと(就活)、同棲スタート
(一番楽しいところから、敵のうっすらした雰囲気出しつつ、ピークに繋がる悪いことが起きて、ピークまで)
承のいいことアイテム→イラストの仕事、自由、良き理解者の恋人、ラブラブ、一緒の時間、一緒の趣味、共感
うっすらとした暗い影、その後に繋がる伏線→ブロガーの死、共有できないアイテムの登場(猫・ワイヤレスイヤホン)
(具体的ではなく、悪いことを匂わせる、抽象的なもの)
前半→一番楽しいところ(視聴者が見たいところ)
後半→悪い出来事、敵の伏線からピークまで
③転
転→学生終了、両親、現実、お金、認められない才能、お互いの衝突、カルチャーを通さない現実世界の価値観の違い
(敵が襲いかかり、ピークのアイテムを失い、ワースト状態に)(敵は具体的なもの、主人公たちの行動がこれによって変わり、衝突が起きる)
前半→<忍び寄る敵に2人で向かっている>
<すれ違ってない(まだ失っていない)>
確信的でないものから失われていく
(時間、友人カップルの別れ、第一の衝突(応援できなくない彼女)、衝突の解決がちゃんとされてない、暗喩としての積まれた本)
彼女はまだ好きな本を共有しようと頑張る<まだ起承のアイテムを維持しようとする>
後半→<忍び寄る敵へ立ち向かうも圧されていく>
<すれ違う(失う)>
確信的なものが失われていく
(第二の衝突(決定的なずれ、結婚観のずれ、そしてなんとなくの仲直り)、 先輩の死、第三の衝突(話し合いをしようと思わなくなる)、スキンシップ、応援できない彼氏)
(積まれた本、本をトランクに雑にしまう→二人の間に積まれたままの課題、課題を押し込み蓋をするという暗喩)
共有をやめ、お互い一人で行動をするように(一人で舞台に、一人でゼルダ、一人で仕事、文芸誌を見せない、一人でビジネス書)
<起承のアイテムの維持をやめる>
④結
→別れのアイテム(遺品整理、最後のセックス、仲間の結婚)のなか、別れの決断、話し合い、別れ。新恋人、新生活。楽しい思い出になっている
笑える、納得した別れ。
(主人公たちの決断、実行。問題解決。その後の様子。明るく終わる)
<転・結では前半の起承で出てきたアイテムが呼応していく>
(いいと悪い、あったとない、ないとあるで)
・彼女の就活(見送る彼氏)、彼氏の就活(見送る彼女)
・ブロガーの死、先輩の死
・有線イヤホン、ワイヤレスイヤホン
・イラストの仕事、仕事なくなる
・自由な時間、会社の時間
・共感(一緒の趣味・一緒の時間)、共感できない(一緒の趣味をやる時間、体力がない)
・お揃いのスニーカー、スーツ用の靴
・付き合う前のラーメンブログ、オダギリジョーに誘われるラーメン
・付き合う前に歩いた深夜の高架沿い、別れる日に歩く夜の高架沿い
・告白されたファミレス、別れ話をするファミレス
・始まりの時にバックハグでみた夕日、終わりの時に触れ合わないでみた朝日
・広がるカーテン、畳むカーテン
・背中同士で寝る二人、正面から抱き合い別れる二人
・W杯の話、その後のインタビューの話
・二人で行動、別々の行動
<すごい所>
*同じ、似たアイテムでなされるコントラスが数多く、散りばめられていて自然に視聴者の胸をうつ
*ナレーションが別々→交互→別々と、お互いのずれを表している演出が効果的
*盛り上がりの前には一回下げる、盛り下がる前には一回あげるテクニックが入っており、視聴者の期待を裏切れったり、落差を大きくする効果が出ている
*盛り上がり、落ちる時にいくつものクッションがあり、だんだんと変化するので、急な感情の変化だなーと視聴者が思わない
*言葉のチョイス、また具体的な商品名やアイテム名を出すことで物語の解像度が上がり、深みが出る(天竺鼠、2014年のW杯、ミイラ展、1日に1500PV)。またそれにより、キャラクターが身近にいそうな人にみえて共感度が上がる
*キャラクターに大袈裟な凹みやネガティブはない。結以外はさらっと泣くくらいで邦画にある大袈裟な感じがない(これも誰でも感情移入しやすいポイントかも)
*キャラクターの性格は身近にあるネタについて、こういう時、どうする?というエピソードで表されており、説明的出ないし、キャラクターを身近に感じる(郵便受けに入るチラシを見たら、街中で一回デートした人に会ったら)
*女子の言葉がいい。「いやいやふざけんなし」とか「ほぼうちの本棚じゃん」とか、軽くて自然な言葉遣い。そして、「またかとは思うよ、またかだから」、「じゃあの数が多いんだよ最近」など、喧嘩の口調がリアルすぎる
*ブランケットが臭かったとか、隣のおじさんの手術の話とか感情をエピソードで語る。
「もうポイントカードはとっくに溜まってて」とか、「絶対嫌われたと思った」とか。直接的でない表現をする
伝えたいメッセージもイヤホンの例え話などに乗っけてする。
*同棲を始めてから急に具体的な数字の日付が出てくる(4月13日とか)付き合い始まりは時間の感覚がないほど、楽しくて、同棲始めることには細かい日付覚えるくらい楽しくて。でもこれが同棲進んで、険悪になっていくと日付や季節を言わなくなる演出
<好きなセリフ>
「好き嫌いは別として、押井守を認知していることは広く一般常識であるべきです」
「はい。世界水準です」
「カラオケ屋に見えないように工夫したカラオケ屋でカラオケをするIT業界人はたいてい、ヤンキーに見えない工夫をしたヤンキーで」
「山根さん、私、カラオケ屋さんに見えるカラオケ屋さんにいきたいです」
「電車に乗っていたら、ということを彼は、電車に揺られていたら、と表現した」
「同じことずっと考えていた人のこと、知ってる」
「行ってたら会ってたかもしれないですね」
「でも、もし行ってたら、今日はあってなかったかもしれないですね」
「ですね。じゃあ、これは今日ここで会うためのチケットだったってことですね」
「もったいない。今話しかけないで。まだ上書きしないで。まだ昨日の夜の余韻の中にいたいんだよ」
「信号はまだ変わらなかった」
「押しボタン式だった」「サンキュー押しボタン式信号」
「あ、あと、こういうコミュニケーションは頻繁にしたい方です」
「はい」
「出会いは常に別れを内在し、恋愛はパーティーのようにいつか終わる」
「この恋を一夜のパーティーにするつもりはないと書いていたのが一年前」
「息抜きになんないんだよ。パズドラしかやる気しないの」
「結婚する未来もあったと思う。でも、別れること考え出したら、瘡蓋みたいに剥がしたくなる」
「我々のこれまでの道のりは美しかった、あと一歩だったって。」
<男女の差がすごいセリフの所>
<彼女>
「調布駅から徒歩8分にある彼のアパートには、旅行するアテもない国々の地中の歩き方が置いてあって」
「細い雨が街頭のオレンジに切り取られて降り注いでいた」
「雨の音を聞きながら、彼の描いた絵を見ていたら、彼はすごく照れて、バスルームからドライヤーを持ってきた」
「コンセントがぎり届いて、私の髪を乾かし始めた」
「何かが始まる予感がして、心臓がなったけど、ドライヤーの音が消してくれた」
<彼氏>
「私山根さんの絵好きですって言われた。」
「私山根さんの絵好きですって言われた。」
「私山根さんの絵好きですって言われた。」
「私山根さんの絵好きですって、言われた。」
<彼女>
「よくわからなかった、3ヶ月セックスしてない恋人に結婚の話を持ち出すってどういうことだろう」
<彼氏>
「よくわからなかった、いつまで学生気分でいるんだろう。ずっと2人でいたいって思ってないのかな」
<彼氏>
「先輩が死んだ」
「飲むと必ず海に行こうという人だった」
「一晩中、先輩の話をしたかったけど、彼女はすぐに寝てしまった」
「一人でゲームをして、外散歩して、少し泣いたら眠くなったので、寝た」
「次の日の朝、彼女が話をしようとしてきたけど、なんかもうどうでも良かった」
<彼女>
「彼の先輩が死んだ」
「悪い人じゃなかったけど、お酒を飲むとすぐに女の子を口説こうとする人だった」
「恋人に暴力を振るったこともあった」
「亡くなったことはもちろん悲しかったけど、彼と同じように悲しむことはできなかった」
「そんな自分も嫌になって、次の日の朝、打ち明けようと思ったけど、もう遅かった」
「なんかもう、どうでも良くなった」
キャラもあるけど、男女の差って感じの心の声が、情報量とか単語量の違いで表されてて好き。
<感想>
・twitterの感想見ると、「めっちゃわかる!」派と「わからない」派がいるんだけど、体験したわかる〜とわからない〜が論争されるほど、あるあるすぎる、そこまで観た人の意見が別れるほど、リアルすぎるってことで、わからない派の意見があるのはめっちゃ褒め言葉なのかもしれない
・冒頭の「分けちゃダメなんだって恋愛は」「恋愛は一人に一人ずつ」「イヤホンを一人一個つけて同じ時に聞けばいい」っていうのが、この映画のメッセージっぽくて良い。最初に出てくるからつかみがあるし、イヤホンの例えもいい。
・「負けんなよ、社会性とか協調性って才能の敵だからさ」っていうセリフがあるのですが、
作り手の人ってこういうこと言う人多い印象で、ここもリアルって思いました
・カルチャーを通して共感していた。社会問題や現実問題(目標、就職、結婚、死)などでは違う価値観があり、2人がそれをお互いに否定してしまったのが別れの原因でしょうか、、
・宝石の国は2人で同時に読んだら、画面の隅まで見れないし、A子さんの恋人が積みあげられているのは悲し過ぎる
以上です!!
好きだった君へ:PSまだ大好きです
好きだった君へ:PSまだ大好きです(15本目)
ネタバレあり
主人公はリアルな恋愛が怖いと妄想の恋愛ばかり。好きな人には出さないラブレターを書いている。ある日、妹が5通のラブレターを本当に出してしまって。。。
めちゃくちゃ少女漫画。三角関係、お姉ちゃんの彼氏、恋敵は人気者、修学旅行でキス、、
そんなのが観たい!というときにどうぞ
最近ネットフリックス、アジアの女の子が主人公のオリジナル出してるな〜って思ってます
U-NEXTを観たおす
現在加入しているアマプラ、ネットフリックスで観れない映画を観ようということで、私的チョイスでU-NEXT観た映画です。
U-NEXTは月額2,189円。加入した次の月から1,200ポイント毎月もらえるため、実質的な月額は989円というサブスクです。
<デメリット>
ネットフリックスと比べると高いな、、と思ってしまいます。ポイントって使い道考えたら利するのが面倒だったりするので、私的にはポイントいらないので実質の値段で加入したいです。
あとはネットフリックスだと英語字幕がある映画が多いのですが、UーNEXTはなさそうです。。
<メリット>
検索して「ある!」っていう作品が多いです。
古い映画、社会風刺的なものや少しものぐらい印象の映画、あまり人気のない映画もたくさんある印象です。
ネットフリックスなどは人気作やオリジナル作品を多く扱っている印象ですが、U-NEXTは正統派の映画たくさんありそうです。
あとは独占配信の邦画などもありますね。
個人的には観たい映画を貯めた時、U-NEXTの独占配信がどうしても観たい月に入ればいいかなーという感じです。
2月に観れた本数は、レッドクリフ含めて11本!元は取れているでしょうか、、!
今月で観切りたかったのですが、まだ観たいものがあり、、
また再加入すると初月はポイントもらえないので、来月も延長して観切りたいと思います!
ポイントは、フリーガイ、シャンチー、ミラベルらへんを観たいと思ってます
では、観た映画について、、
1.家族を想うとき 3.8点 (11本目)
「わたしは、ダニエル・ブレイク」の監督。ハリウッド映画って、最高に落ちた後に、上がって行って、成長や幸せがあって終わるハッピーエンドじゃないですか。この映画は、その落ちた時がラストです。リアルな社会問題を追求している感じです。
2.きみに読む物語 4.5点 (12本目)
泣きました、、!
好きな人が二人いる!未練がある!とかいう女子、そんなこともないけど恋愛映画を観たい女子、お勧めです。
自然と女子が素敵な構図になっていて
・白鳥とボートのシーン(特に上からのアングル)
・半裸で絵を描くヒロイン
が見どころポイントです
泣きポイントは
・彼女がいるところが僕の家
・私たちの物語と気付くところ
よかったキャラ
・意外にお母さん。古典的だけど、過去に自分も同じ思いをしているというところ。そして手紙を渡す、過去の人をみて泣く、というのは彼女なりにもう認めているようなものじゃーんと可愛く思えました。
彼女の「パパのことも本当に好きよ。今がどれだけ幸せかって想うの」って、本当にこれも本心だとは思います。ヒロインが彼といるときと、あなたといる時、自分が二人いるみたい、的なことと一緒で、きっとどっちを選んでも幸せにはなれるんだと思います。
この映画の物語=送った365通の手紙、詩、ヒロインが書いたお話、それを読む。っていうモチーフがいくつかあります。
あと素晴らしかったのはラストが予想できなかったところ。
この手の話でああいうラストは珍しいなと思いました。
認知症とラストによってこのお話の深みが増しています。
誰かをここまで愛せるってすごいことだし、愛したいですね。
3.さらば青春の光 森田哲也のSODとエロビデオを作ろう(13本目)
1話15分くらいで全5話くらいのシリーズ。さらば青春の光さんが好きなので、観てみました。リアル全裸監督の世界観を知れました。
U-NEXTってアダルト作品もあって、こういう企画のビデオもありました。YouTubeで出てきてた「ひょうろくさん」も出演されてて、ひょうろくさんよかったねって思いましたし、例え北区でバイトをしてても、バイト先に怒られようとも、チャンスを掴みにいくことは大事なんだなと思いました。
これ観ると関連で「さらば青春の光 森田哲也 制作総指揮 『劇場版 ペンション殺人事件』」が出てくるのですが、これはエロシーンをカットした劇場版なので、エロ見たくないけど森田さん観たい人はこれで観ればいいと思います。
5.死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実(16本目)
自殺幇助、安楽死について1990年代の実際の人物、出来事をベースにした映画。
日本でも自殺幇助のニュースがあった記憶もあり、関心が高かった分野なのでこの機会に観てみました。価値観、倫理観、宗教観について考えさせられる映画です。
最後の裁判長の言葉も納得の判決でした。オランダやスイス、ヨーロッパでの安楽死や自殺幇助の価値観、システム、基準などについても知りたくなりました。
印象的な構図は、最後に刑務所の白い鉄格子が素早く画面を横切ることで、奥にいた人物が見えなくなり、映画のフィルムが終わるかのような構図になっていたところです。
6.アバウトレイ(17本目)
7.エージェント・ウルトラ(19本目)
めちゃくちゃ漫画ぽい。ギャップがある各キャラの設定で突っ走るネタ系映画。痛快に人が死ぬアクション。少しおバカな敵。深さとかはありません。そんなのが見たい時もありますよね。
8.ソウ(20本目)
有名な映画ですよね。なぜか幽霊系のホラー(苦手)だと思って観ていなかったのですが、違うんかいということで、視聴しました。
密室に閉じ込められた男性2人。生き残るには相手を殺さなくてはいけない。犯人はサイコキラー。無事に2人で脱出できるのか、、!というあらすじです。
密室脱出サイコパスということで、今では結構ある作品ですが、金字塔みたいな存在なのでしょうか。
誰が黒幕なのか、最後まで分からずに、手に汗握って観ました。怖かったです!!犯人が雑用係の人だと、ん〜?でしたが、前頭葉に腫瘍ができてしまった寝てるシーンだけの患者さんという、驚き納得の犯人でした。犯人は最前列で見るのがお好きっていう伏線、忘れてました、、
最後、アダムがかわいそうになってしまいました。それに逃げたお医者さんも、梯子を降りてきた場所にあることを視聴者は知っているので、「あ〜〜登れない〜〜」となり、2人の死が予想できるのが悲しい結末でした。生きていることはそこまで蔑ろにしていないというか、結構みんなそんなもんなのが怖いところですよね、、。2人の間にそれなりの信頼関係が築かれたのも、足を切るほどの家族愛があるところも、ただのサイコパスシリーズで収まらない要因だと思います。
カメラのシャッターの明かりで室内を探索するシーン、激こわでした。
9.花束みたいな恋をした(21本目)