布団を干せた日

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アバウトレイ  16歳の決断(ネタバレあり)

アバウトレイ  16歳の決断(17本目)

 

レイは16歳。体は女性、心は男性。ホルモン療法を開始したいが、両親のサインが必要。母親の葛藤や同居するレズビアンカップルのおばあちゃんたち、などの魅力的なキャラクターが描かれています。

 

これ、タイトルの16歳の決断、いらなくないですか、、!

いらなくねいというか、ABout Rayが良すぎて、、

原題は、3Generations(About Ray)らしいです。

 

レイの周りの人たちという感じで、レイが主人公ってわけでない映画かなと思います。

しかも、決断って、まぁ決断なのかもしれないですけど、レイにとっては決断するもなにも、自分が男性であるってことは事実なので

決断という意味では両親、特にレイとずっと過ごした母親に対して使うのがしっくりくるなと思いました。

 

主人公もタイトルから想像して、レイかなと思って見始めましたが、お母さんと言われた方がしっくりきます。

 

構図、色味、キャラクター共々好きです。

 

母親は子供部屋おばさんなんだけど、すごい愛らしい人で、、

 

最後のオチも良かったです。めちゃくちゃ物語、なんだけど、そういう家族の形や、失敗やありのままを受け入れられるっていう大切さを感じます。

 

あと、レイが作っているビデオ目線の映像も、レイの不安感などを映し出している風景でいい演出でした。

 

90分ほどで、サクッと観れます。ハリウッドの絶好調部分が短く、最後の解決もあっさりしていた印象。弟のキャラクターが見えずらく、また実の父親でないお兄ちゃんが養育費や弟に言わないでおこうとしたあたりの事情が描かれていなかったのが90分で収まっている所以かと思います。

強いていうなら、レイが父親だと思っていた人が実の父親でないと知ったところや、母親への嫌悪感や、その折り合いの付け方をもう少し時間をかけてもいいかなと思いましたが、他のところは綺麗にまとまっており、退屈しない90分でした。