布団を干せた日

感じたことや映画・本の感想など

千と千尋の神隠し<感想>

千秋楽のHuluの配信で視聴いたしました

選んだのは上白石さんverで観させていただきました〜

 

上白石さんの「お父さん〜」とか、足をバタバタさせる様子とか、、

原作の千尋の再現性が高い演技でした

 

好感度が高いので、アニメであったボーとしてる感とか、とろい子という印象はあまりなく

 

喋り方とか走り方とか、少女らしさ溢れる可愛く優しい千尋でした

 

個人的に好きだなと思ったのは

おばたのお兄さんのカエルとリン・お母さん役の女優さんです

 

リン・お母さん役の方は妃海風さんという方で、元宝塚娘役トップの方なんですね

最初、同じ人が演じていることに気付きませんでしたし、この方もアニメの再現性

高かったです!

 

舞台ならでの歌・踊り・演出が加わっていたところ、良かったです

また場所転換の多いお話ですが、舞台装置を駆使と演出でカバーされていました

 

アニメーションが原作であり、アニメならではの表現が多い今作

「こんな風に表現するんだ」と感心するところもありつつ

 

ただ、アニメを観ているからこそ脳内で補えるものの、舞台だけでは伝わり切るか

微妙であるなという箇所も正直ありました

 

好きだったシーンは

電車のシーンとラストの舞台オリジナルの演出

 

ハクが吹いた風で空に千尋の名前が浮かぶところ

(からの上白石さんの涙と笑顔)

ここが一番ぐっときました

 

配信だったので、涙の確認と複数回のリピート再生で観てしまいました

 

こういうところは配信のいいところですね

 

悪いところは、アニメならではの再現の為の黒子さん達が配信だとしっかりみえてしまう

小道具の粗さ(ものであること)を認識してう大きさ

 

などがあるので一長一短ですが

 

若い層にもうけるキャストと原作で配信もするという劇側の意欲を感じますし

ツイッターでもトレンドにはいったり、一般の若い子達に舞台の存在を示して

くれたと思います!

 

私も観れてよかったです

 

また、改めて原作がよく出来てる、唯一無二の世界観だと感じました

 

「この世界ってなに?」

「リンさんって人間でも神様でもなくなんなのかな?」

とか、そういうツッコミがアニメだと全く湧かないんですよね

(舞台だと湧きました)

 

それって、面白い作品あるあるの疑問があってもそれを吹っ飛ばせる

世界観と素晴らしい描写力によるものだと思いますし、その凄さを改めて

実感できました

 

決して舞台が劣ってるとかではなく、そこは表現媒体の違いだと思いますし

舞台ならではの楽しみも本当にたくさんあると思います

 

生オーケストラですしね

贅沢すぎます

 

カーテンコールでそこにいたんだ!という位置にびっくり

 

チケット抽選率高そうでしたし、必ず再演あると思います

興味のある方が観れますように