ピアフ(大竹しのぶさん主演) 感想
先日、シアタークリエにて、観劇してまいりました。
舞台素人の感想です。
フランスで愛される歌手、エディットピアフの人生を大竹しのぶさんが熱演されています。
若い世代だと名前まで知らない人と思うのですが、多くの歌手によって世界中でその国の言葉で歌われている名曲が多く、日本語でもカバーされています。
「愛の讃歌」聴いたら、「あ!知ってる!」ってなると思います。
演劇って、文学てきだったり、現代的な表現や演出で、初心者にとっつきにくい劇もありますが、この劇はエンターテイメントとして楽しむことができました。
普通の舞台だとカーテンコール2回くらいだと思うのですが、私が観劇した時には多分5.6回のカーテンコールで、最後はスタンディングで拍手喝采。
大竹しのぶさん以外の役者さんも、歌、演技良しの熱演です。
私は序盤で昔馴染みがピアフの支援者を殺害してしまうシーンに出ていた、弱気な男性の役者さんの演技がすごかったです。
大竹しのぶさんがピアフの20代から亡くなる47歳まで演じているので、最初の頃に少し違和感があったり、歌声がもう大竹しのぶさんなのですが、そこが舞台のいいところだったりするんだろうなと思います。
一番刺さった歌は、エンドを飾ったタイトルは「水にながして」という歌です。
「もういいの もう後悔しない
新しい人生が今日から始まるのさ」
っていうサビの歌詞にとてもグッとき、帰宅するまで口ずさみました。
楽曲購入したいです。
ピアフの映画もあるようで、映画の字幕歌詞も少し観たのですが、断然大竹しのぶさんバージョンの水にながしての歌詞が好きです。
ピアフの人生は愛でこの曲も愛の曲なんですが
舞台バージョンの歌詞だと、私には人生の曲に聴こえました。
そして、その曲がラストシーンで流れる演出がとてもよかったです