7月まとめ
<映画>
キューブ(65本目)
邦画にもなってるし、設定面白そうだし、、と、なんか期待しすぎてしまっていました。
結局、誰の仕組みなんでしょう。意味なんてないって、まぁある意味リアルそうな話ですが
そんなころで命が散っていく意味のない理不尽さを映画で見るのは「うーん」となってしま
いました。
デスゲームの先駆けとか、いい人が悪い人とか、自閉症のような設定を出すとか、そういう
ところが当時新しかったのかなと思います。
私はあまり、、でした。
13日の金曜日(66本目)<ネタバレ含みます>
車が止まってくれるシーン、運転席の人影は死体でジェイソン車内にいるかと思ったら、別にいなかった。頭脳派より肉体派って感じ。
ホラーあるあるなんですけど、敵のアジト方面に逃げてるときに向かっていってしまうのはなんなんでしょうか、、
いい女の子、生きててほしかった
プロミシングヤングウーマン(67本目)<ネタバレ含みます>
私はフェミニストよりの思想なので、この映画は共感しまくりの「男って!!!」という感情になりました。
心を許した男性のかつての行い。くそって思いますよね。(すみません)
「相手も酔ってた」「抵抗しなかった」これがレイプを許される理由には本当にならないし、加害者の更生を願うことがあっても、反省もせずにのうのうと生活するのは違うと思います。
主人公のラストにはそんな、、嫌だ、、と思うのですが、覚悟を考える&オチがいいですね
「そんな復讐なんて忘れて、付き合いを続けて、幸せに生きたほうがよかったのでは」という意見もわかります。でも別に本人だってそんなのはわかってるんですよね、、
よかった設定は、反省している弁護士の男性を許すというシーン。そして何もしていない少女を傷つけるようなことはしていないんですよね。ここがしっかりしてるから、観客も主人公を応援する気持ちになるんだと思います。
反省していないやつのいう
「オレは悪くない。子供だったんだ」
とかいう台詞があるのですが、これってオマエが言うことじゃないんだよって感じじゃないですか。なんで認めないの?って。
主犯の男性のそばにいる入れ知恵&逃亡の男、おまえはいちばんだめだ
<小説>
夏の終り 瀬戸内寂聴
あちらにいる鬼の元祖の小説を読みました。また別時代のあちらとこちらの話。
あちらの鬼はやっぱり客観性がすごいなと改めて思うし、時代や本人の年齢もあると思うのですが、また違った熱い側面を知ることができました
小説の中の最後の短編「雉子(きぎす)」が個人的に好きでした
雉子とは、きじの古名とのことです。きじの子供という意味でしょうか。
この小説の中の一節、何度も読んでしまいました
「蹉跌の多かった運命の根は、人並みより豊かな母性の機能を恵まれた軀の中に、 おびただしすぎる娼婦性の情緒を住まわせている矛盾を軸にして、廻ってきたのだと悟ったようだ。」
すごくないですか、この文章
自分の子供、中絶体験、愛人の子供、町中の見知らぬ子供
愛人の子供との文通とか、おぉとなりますが、様々な子供への視点が折り重なる物語でした